男飲み〜奇跡体験アンビリバボー〜続き

飲み会中もずっと言っていたのだが
O君「え?今日オールだと思ってた、違うの?」
O君1人オールする気でいたらしい。
オールするなんて一言も言ってませんから!!
っていうか次の日月曜ならふつうわかるだろ。
オールじゃないとわかるとぐずりだすO君。
そんなにしたかったら前から言っとけよ!
みんなオールする気もなく居酒屋を出て駅に向かう。
個人的に言えば無理な訳は他にもあった。
飲みの後は俺、Y君、S君でS君の家に向かい
遊ぶ予定になっていたのだ。
これは前から決めていた事だった。
その事をうっかりO君に漏らすY君、すると
O君「じゃあ俺もS君の家に泊まるよ」
うわぁ〜微妙〜
別にO君が嫌いとかってわけじゃないんだけど
O君ってウチらとノリが違うんだよなぁ〜
多分1人浮く事になるなぁ〜うわぁ〜なんか気まず…
前から楽しみにしてたのに
なんか微妙な事になったなと無言のS君と俺。
そこでY君のとった仰天行動!!
漏らしてしまった事に責任を感じたのか
Y君「O君、じゃ俺も帰るよ」
と言うとO君を道連れに逆サイドの電車に乗って帰ってしまった。
俺とS君はピーンときていた
S君「これはよくやった!あいつの人生で初のMVP行為だな」
俺 「いやぁ〜これはホントだよ!帰って来たら褒めてやろう」
O君ととりあえず途中までいっしょに帰り
どこかの乗り換え駅で自然とO君と別れ
そのままこっちに戻ってくると察したのだ。
すでにS君家行きの電車に乗っていたウチらだが
よくやったY君を市ヶ谷駅で待ってやる事に。
事故で電車が遅れていたが、なんとかY君と合流。
S君「いやぁ〜おまえよく気がきいたな」
俺 「機転がきくようになったよ!成長したな」
Y君「いやぁ〜このままじゃマズいと思ってさ」
ワハハハハ、談笑!!
俺 「そういやぁ、結局どこの乗り換え駅で戻ってきたの?」
S君「そうそう上野?それとも秋葉あたり?」
Y君「え?乗り換え駅なんてないよ」
俺、S君「え!?」
嫌な予感がしながらも詳しく話を聞くと
二人とも同じ線でどこまでもいっしょらしい
なんならO君の地元駅はY君の地元駅より先!
途中で自然に戻って来るなんて無理なのだ。
俺 「え…じゃおまえどうやって戻って来たワケ?」
Y君「だから全部話して帰ってきたんだよ」
うわぁ…最悪…
これじゃぁ俺らも知っててO君をハメたみたいになってんじゃん…
Yがこんなにうまく事を運ぶなんておかしいと思ったんだよぉ
全部話したって他にもっとマシないいわけがあるだろ〜
さすがトラベルメイカーY!やってくれるよ…
Y君「だいじょうぶ!俺はどう思われてもいいからさ(笑)」
………。

もうおまえだけの問題じゃないんだよっ!!!

その後俺がO君にメールした事は言うまでもない…